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涼しくなるクラッシック 「ショパン・シベリウス・ショスタコーヴィチ」

 

毎日暑いので涼しくなれる3曲を。

ショスタコーヴィチだけ納得できねぇ!という声が聞こえてきそうですが。

とりあえず夏にオススメの3曲(涼→冷→寒)です。

※音から感じるイメージです。

 

 

ショパン 

12の練習曲 

作品25 第1番

 

出だしから水の中で泡に包まれているよう。水色の世界。

水の中で自由に泳ぎ回って気持ちいいよう~。となる曲。

あちらへこちらへサラサラと流れていく「泡」を表現している部分の音が実に美しく、その音たちに身を任せて水色の世界を楽しむのが最高。これ、弾くのめっちゃ難しいんだろうな~。このサラサラがボコボコにならずに弾けるようになるのに一体どれくらいかかるんだろう。私は、あまり崩しすぎず、流れすぎず、形を残しながらサラサラしてるマウリッツィオ ポリーニの演奏が大好きです。ショパンのピアノ曲は、こういったサラサラ系が結構あるから色々聴いてみてくださいね。でも、逆に、情熱的な激アツな曲も結構あるのでオイオイ暑いわ!となる可能性もありますけどね。でもこのシャレオツなだけじゃない、無骨さが垣間見える所がショパン良さだよなーと思ってます。大好きです♥

 

 

youtu.be

 

 

シベリウス 

交響曲第六番

 

とにかく、なんかわからんけど、音が北国!!

なんでこんなにヒューっとした北国の風のような音になるんでしょう?

弦楽器の音だけで、雪国を表現するシベリウス。さすが北のおじいちゃん!(←私が勝手に命名)出だし数秒で雪にうもれた北国に連れて行ってくれます。アナ雪のエルサが作り出したような雪国です。

音が増えてくると色々な景色が見えてきます。

フルートの音色の透き通り加減がまた凄い。冷たくて可愛い音。雪の中をピョンピョン飛び跳ねる雪うさぎのよう。

オーボエは寒い世界で小さな希望のような暖かさを感じさせます。冬景色にさす薄日。

ハープがめちゃんこ美しい!粉雪が薄い陽の光にあたって一瞬虹色になるようにパアッと彩を添えています。

基本的に高めの音が多い中で、たまに入る低音とパーカッションの効果も絶大。その瞬間だけ曲が重厚になり、ブワッと今まで忘れてた人間の世界に連れ戻される気がします。(基本的にこの曲は人間の影が見えにくい曲だと思ってます。自然界の曲というか。)

盛り上がるところが随所にありますが、熱くなる!というより猛吹雪になる!!という感じ。

夏に聴くのにピッタリでしょう!?

 

 

youtu.be

 

 

ショスタコーヴィチ 

交響曲第12番

 

こちらは、涼しくなるというより薄ら寒くなるという曲です。夏のおばけ屋敷的な感じです。とにかく出だしから、私は背筋が凍りまくって冷や汗かき通しです。最初からとても印象的な暗めの和音なのですが、その雰囲気のまま、たまにピエロのようなおどけた音が入りながら(これが余計怖い。ピエロって怖いでしょう?)ジリジリ追い詰められて涙目になって震えます。もう3分くらいで既に頂点を迎え、かたまってしまいます。それから静かなところがあるんですが、ここがまた怖い。(えーん。)美しいんです。とても美しくて涙が出る。なんか、この美しさをどう捉えたらいいのか分からなくて、固まりながらブルブル震えるんです。そのあとは、うねりながら、ドンドンまた黒い塊が大きくなるみたいな感じになるので、更にこわい。涙目。呼吸をするのを忘れて苦しくなります。二回目の頂点辺りでは、悲しくて膝を抱えて顔を膝に埋めて小さくなってしまいます。なんだか「怖い」し「悲しい」んです。中盤、静かな所が結構長く続くんですが、ここで前半かいた冷や汗がスーっと冷えていって更に寒くなります。最後、これでもかー!!!!!というドンチャン騒ぎがあるのですが、それが逆にうすら寂しい。とってもカッコイイんです!!キターーー!!て感じです。でも何だか怒りのような嘲笑のような響きに聴こえるんです。心にすきま風が吹きこんでくるようで寂しくて悲しいです。終わったあとはしばらく呆然として動けません。はー。今、これを書くために聴いていたのですが、やっぱり凄い曲だった。ショスタコーヴィチだけ涼しさの種類が違いますが(笑)寒くなるかどうかは別としても(?)とても迫力のある1曲なのでぜひ聴いてみてくださいね!

 

 

 

youtu.be

 

激しすぎる ブラームスのピアノ五重奏

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激しい夜をお求めの皆さまへ

ブラームスのピアノ五重奏をどうぞ

 

激しくて激しくて呼吸が浅くなりますのでご注意を!

 

※こんな風にきこえます。という解説とともにどうぞ~。

※妄想です

 

[4楽章]

  • 出だし

わりと静かめに入るけど十分怪しげ。

すぐに盛り上がらないよう抑えてるようだけど、結局すぐに盛り上がる。

(ブラームス全然我慢できない。)

(一応盛り上がり過ぎないよう自制はしている。)

 

  • 出だしから1分半後くらい

チェロ。(ブラームスが口説いてくる)

ピアノが加勢。なんだか既にもう逃げられぬただならぬ雰囲気に包まれる。

一瞬優しくされる。

でもすぐ情熱的に口説かれる。

ブラームスこらえる。

静かに口説かれる。

(ブラームス 熱くなる→自制 が続く。)

 

  • 出だしから4分半後くらい

チェロ。(ブラームス改めて真剣に口説いてくる。)

優しくされる。

じりじり追い詰められる。

(もうこの辺でブラームスに壁ドンをされている。)

 

  • 出だしから7分後くらい

壁ドンしたままブラームスがなんか言ってくる・

(耳元で。吐息まじり。なにか悪い魔法をかけられている。)

 

  • 出だしから8分後くらい

ここから本番。

じわじわくる。

と思ったらおもむろに

めっちゃくちゃにされる。

うわ~~~~~~!もうダメだーー!!!

って死にそうになるけど、死なせてもらえない。

(ブラームス 一回手を緩める)

(この辺り、どエス過ぎる)

(ナイフで胸をえぐってくるような弦楽器)

(体調の悪い時はここで死にかける)

もう一度攻められる。

うわ~~~~~~~!もうダメだーー!!!

って死にそうにるけど、死なせてはくれない。

(おにーーー!!と叫びたくなる)

(やっぱりどエス)

ここで小休憩。というかブラームスのベロベロタイム。

こちらはもう動けませんがベロベロされてる。

最後もう一回盛り上げてまたうわ~~~~~てされるのかと思ったら

グサッッとナイフで心臓を一刺し!

みたいにいきなり終る。

 

 

 

聴き終わるとホントにグッタリするんだよね。

この曲は、ハードプレイしてるか無理心中させられてるかどっちかだな。

といっつも思う。

 

youtube オススメ音源 32:00から4楽章です

ちなみに、1楽章から既に激しくて素敵です♥

 

www.youtube.com

小学生との英語レッスン(小ネタ集)

小学生のまだワサワサしている子達を教えている時は私にとっては割と癒しの時間です。中学生にもなると次から次へとテストがあって、その点数をどうあげようか考えるのに必死ですからね~。

ということで、今回は可愛い小学生達の小ネタ集です。

 

例文にクレームをいれてくる

 

例文を作る時は、変な日本語にならないようには気をつけてはいますが、内容はあまり気にしていません。すると大概、小学生女子からクレームがきます。

 

「この人ひどい!Your cat is not cute. とか言って!人としてどうかと思う!」

 

スミマセン。be動詞の否定文の導入をしたかっただけなんです。

 

名前と認識できない

 

英語のマジックEの読みを練習している時に Kate  という単語を入れたのですが

 

生徒「ケイトってなに?」

私「人の名前だよ。女の人の名前ね。まあ、日本で言うところの真理子とかかな?」

生徒「まりこ なんて友達周りに一人もいないけど。」

 

そらそうだ。ゴメン。昭和すぎた。

 

ちょっと変わったスペルが読めない

 

英語は本当に読み方が色々あって、なかなかルールで説明できないものも多いですよね。 does が最初に出てきた時に読める子はまずいません。

今までで一番面白かった読み方は

 

「なにこれ! どエス??」

 

みんな可愛いです。今日も笑いをありがとう。

 

英検ライティング 基本フォーム

英検ライティングは仕組みを知って最低限の言い回しを覚えていれば割と点数が取れるものです。基本フォームを確認しておきましょう。

基本フォーム

英検ライティングには使えるフォームというものがあります。これは少しでも英検ライティングの勉強をしたことのある人なら、「はいはい知ってます」と即答できるほど恐ろしくシンプルなものです。でも知らないと作文が迷走してしまうので一応サクッと説明します。

● introduction 導入
● body  
理由1+その理由をサポートする事例
理由2+その理由をサポートする事例
● conclusion 結論

 

これだけです。しかも、導入部分と結論部分はほとんど文言まで決まっていて、ある程度の字数はそこで自動的に稼げるわけです。

 

今回はこの決まりきった導入部分と結論部分を見ていきましょう。 

導入部分の文言

例えば質問分が 

Do you think you can learn  better from a teacher than on our own?

(あなたは先生から習う方が自分で学習するより良いと思いますか?)

 

だった場合、導入部分は 

I think we can learn better from a teacher than on our own.

(私は先生から習う方が自分で学習するより良いと思います。)

もしくは

I don't think we can learn better from a teacher than on our own.

(私は先生から習うほうが自分で学習するより良いとは思いません。)

 

となります。質問文とほぼ丸かぶりです。

  • 冒頭に I think か I don't think を入れる
  • 質問文にある you を we に変える
  • その後ろは質問文のDo you think以降のものと同じ文言を入れる

 本文

理由1を始める時に

FIrst, .....

理由2を始める時に

Second,.....

と、入れます。First of all,... / Second of all,... としても良いですね。

結論部分の文言 

Do you think you can learn  better from a teacher than on our own?

(あなたは先生から習う方が自分で学習するより良いと思いますか?)

 

という同じ質問文で結論部分の文言を書くとしたら

 

For these reasonsI think we can learn better from a teacher than on our own.

(このような理由から~と私は思います。)

 

もしくは

 

For these reasonsI don't think we can learn better from a teacher than on our own.

(このような理由から~と私は思いません。)

 

となります。

  • 冒頭に For these reasons と加えるだけで導入部分の文言とまるかぶり

まとめ

英語で文章を書く時は、冒頭と最後に意見表明する事がとても多いのです。特に英検ライティングの場合、冒頭に意見を表明をする事は必須です。(最後の結論は字数が足りなくなった場合省略することも可)まずはこのフォームをいつでもサッと使えるようにしておきましょう。

 

※質問文のその他のバージョン※

Do you prefer living in a city or in the country?

(あなたは都市に住むのと田舎に住むのとどちらが好きですか?)

I prefer living in a city.   

   I don't prefer living in a city 

 

※今回のシンプルバージョンは主に英検準二級、二級で使いやすいフォームです。英検3級の場合字数が少ないため更に簡潔に表現します。準一級、一級でも基本的な形は同じですが、表現はもう少し高度なものを使います。

癒されます:お花系モーツァルト

※最後に英語でザックリ訳してあります

バッハの後にモーツァルトを聴くと

 

最近バッハを気に入って聴いてたんですけど、バッハの曲は長くは聴けないんですよね私。頭が音だらけになってキャパオーバーになるんです。


で、少し気分を変えようとモーツァルトを聴いてみたら、「わ〜〜~~♥」って2-3cm浮き上がりました。お花の香りがしてくるようなんです。急にお花畑に連れてきてもらったみたいになるんです。

(バッハは基本無臭。←)

 

体調が悪い時は、そのフローラルな香りに包まれた優しい雰囲気に体を任せてヒーリング。

体調が良い時は、「このお花の香りはどこからくるの?」とキョロキョロ探してみてもよいです。でも、秘密の花園のようにそのお花畑の場所は見つけられないんですよね。あれ?ここだと思ったのに?と探してる私をモーツァルトがクスクス笑いながら見てる。みたいな世界が楽しめます。

  

 

私が思うお花系モーツァルトの曲

ピアノ協奏曲第23番

1楽章からフワフワお花畑を散策しているようですが、3楽章ではもう、蝶々を追いかけながら花吹雪を楽しむ、みたいな風景が楽しめます。因みに、少し憂いを帯びた2楽章がなんとも美しく、楽しげな3楽章を更に引き立てているな~。と思います。

 

私の大のお気に入りマウリッツィオ ポリーニの演奏でどうぞ♫

 

 

youtu.be

 

 

Mozart’s works (not all but some of them) are definitely fragrant with floral scents. I can smell them especially after listening to Bach ( cus his works are basically odorless). Feeling light and warm, you can be healed by Mozart. It’s also fun to look around to find out where these beautiful scents come from, you can never locate the source tho. It’s in a secret garden only Mozart knows where. It’s like he is peeping at you looking about here and there from somewhere and giggling.

 

 

「がんばってね」 を英語で言うとしたら

 

「頑張って!と英語で言いたいんですけど。」と聞かれたら必ず「どういうシチュエーションで?」と聞き返します。
日本語の「頑張ってね」には、「相手を鼓舞する」から「相手を気遣う」までのグラデーション的な感情を全て表せる要素があるからです。応援してる野球チームを鼓舞したい!という時も、家族をなくした人を慰めたいという時も「頑張って」は使えるのです。

シチュエーション毎に使い分けよう

 

鼓舞するのによく使うのは

Go for it!
目標に向かって突き進め!

Hang in there!
Stick to it!
そのままそこにとどまれ!

Keep it up!
その調子で!

などですね。それぞれニュアンスは違いますが力強いイメージがありますね。

傷ついてる相手にエールを送りたい時に使うのは

 

It gets better.
(自然に)良い方向にすすむよ
You'll be fine.
(あなたは)元気になるよ
Pull yourself together.
自分をしっかり持ってね
Hold your head up.
顔を上げてね

などですが、これらは、鼓舞する気持ちがまだ強いイメージがありますよね。

「頑張って」と言わないで。
と、日本でもよく言われます。もう、頑張ってるし!あなたに私の何が分かる?と思う時がありますものね。

苦しい時にもらった英語のメッセージで心が和んだのは

I'm with you.
いつでも一緒だよ
You are not alone.
一人じゃないよ

でした。中でも一番ジーンときたのは

You'll never walk alone.
これからの道のり1人じゃないからね

これから続くであろう辛い道のり。
何もなかったあの頃にはきっと戻れないのだろう。
考えるだけで苦しいよね。
でも、あなたがどんな道を進んで行ったとしても、私はあなたと一緒に歩いていくからね。
あなたは決して一人じゃないことを忘れないでね。
あなたの横には私がいつも一緒にいるんだからね。

そんな気持ちが伝わってきます。

一緒だよ、と言っても「一緒じゃねーよ!」と言われてしまう時もあると思いますが、それでも、「一緒だよ」と言いたいと私は思っています。

スクラッチバック って? レッスンで scratch という単語が出てきた時の会話。

 

「これって、スクラッチバックのスクラッチですか?」
スクラッチ バック と言われると scratch one's back が思い浮かびますので
「そうですね。背中をかくって言いますね。」
「いえいえ、あの、最近流行ってるバックですよ!スクラッチバック!」
「???スクラッチ…バック…?」
「ほら、あの、こうやって抱えるバック!」
「おーー!!!clutch bag!!」

スクラッチとクラッチ バックとバッグ

 

最近、小脇に抱えるクラッチバッグが流行ってるんですよね。ええ!知ってますよ!でもそれは、スクラッチではないし、バックでもない!クラッチでありバッグなんだ!

しかし、スクラッチバックもありますよ〜。聞いたことありますもん!と言うのでネットで調べてみると、少数ではあるが、「スクラッチバック」と銘打ってclutch bagらしきものを売っているサイトがありました。うーむ。これは単純に間違ってるのか、それとも何か別の商品なのか…。
しかし、意味を考えると単純に間違ってると思うんですよね。

clutch は 「ぐいとつかむ」
bag は 「鞄」

scratch は 「ひっかく」
back は 「背中 / 後部」
ですからね。

でも、一応辞書で調べてみました。すると sclutch で clutch の方言とありました。ので、まあ、スクラッチでもいいかー。バックはバッグとしてよく使われるしなー。まあいいかー!

とりあえず、基本的に英語でスクラッチと言う時は scratch を指し、意味としては「ひっかく」であることを伝えました。

カタカナ語、混乱させられますよね。
今だに、英語として正しいのかどうか分からないカタカナ語いっぱいあります。使うなら正しく広めようよ!と思う所ですが、間違って伝えられて広まってそれがスタンダードになる、なんていうのは言葉の宿命ですからね。
え!違うの?!
なんて面白がりながら、語彙を増やしていったら良いな、と思っています。