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that節の文と関係代名詞のthatの文の見分け方

前回、that節のお話をしました。

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今日は、このthat節の文とよく似ている関係代名詞のthatの文と比較しながら違いを検証していきたいと思います。

 

thatを使った関係代名詞の文

まずthatを使った関係代名詞の文を軽くおさらいしてみましょう。

that を使った関係代名詞の文は大きく二つに分かれます。

●主格の文

●目的格の文

関係代名詞のthatが「主語として使われているか」「目的語として使われているか」で分かれます。

●主語で使われているときは 格の文

●目的語として使われているときは 目的格の文

そのまんまやん。というネーミング。

 

主格の文

主格の文はこんな感じです

例)She is my sister that lives in London.

→彼女はロンドンに住んでいる私のお姉さんです。

(彼女は私のお姉さんなんだ。その私のお姉さんは、ロンドンに住んでいるんだ。)

 

She is my sister that lives in London.

このthatはmy sisterの事ですね。

that以下の部分を見てみると、that が主語の役割をしています!

that(=my sister) 主語 S

lives 動詞 V

in London 修飾部 M

 

このようにthat以下の文の中でthatが主語になってる!のが主格の文です

 

目的格の文

それに対し目的格の文はこんな感じです

 

例)This is a book that I bought yesterday.

→これは、昨日私が買った本です。

(これは本だよ。私が昨日それを買ったよ。)

 

This is a book that I bought yesterday.

 

thatは a book の事ですね。

that以下の部分を見てみると、that が目的語の役割をしています!

 

※詳しい説明※

もともとthat以下の部分は I bought a book yesterday.

という文でしたが、a bookが前に引っ張り出されてthatとなって

This is a book that I bought (a book はここにあったけど前にでちゃったからなくなってる)yesterday.

となりました。

なのでもともとは

 

I bought that(=a book) yesterday.

I 主語S

bought 動詞V

that (=a book) 目的語O

このようにthat以下の文の中でthatが目的語になってる!のが目的格の文です

 ※詳しい説明終わり※

that 節の文とthatを使った関係代名詞の文の違い

やっと本題です!

では比べてみましょう。

 

that 節の文として以前このような例文を出しました。

It is true that Nancy passed the exam.

The problem is that you didn't learn from your mistakes.

I can't believe that he is a doctor.

関係代名詞の文はこの二つでいきましょう。

She is my sister that lives in London.

This is a book that I bought yesterday.

 

こうやって色々並べると混乱する気がしますね。。。

 

でも、見分け方は簡単です。

that 以下(thatは含まない)が文になっているかどうか!

ただその1点です。

 

前回お話したとおり「文」の定義は「主語」と「動詞」が揃っているかどうか。

が、まず大切。

 

I can't believe that he is a doctor.

that以下の部分→he is a doctor.

he 主語S

is 動詞V

a doctor 補語C

文になってますね!だからこれはthat節ですね。

 

She is my sister that lives in London.

that 以下の部分→lives in London.

主語がない!

lives 動詞V

in London 修飾部M

文になっていない!だからこれは関係代名詞のthatです。

 

これはどうでしょう。

This is a book that I bought yesterday.

that 以下の部分→I bought yesterday.

I 主語S

bought 動詞V

yesterday 修飾部M

主語あるし動詞あるし文っぽい!!!

 

でもこれは完全な文ではありません。。。

不完全な文!

そう。文っぽいけど不完全ってのも実はダメなのです。

不完全な文なので文と認定しない!

文になっていない!だからこれは関係代名詞のthatです。

 

※詳しい説明※

不完全な文ってなんやねん!と思いますよね。

これは英語の世界で認定されている「5文型」のどれかの形になるはずなのになってない!というものを不完全な文と思っておけばよいと思います。

 

はい。あれですよ。

 

SV

SVC

SVO

SVOO

SVOC

 

これ!

(あ~~…。とテンション下がる声が聞こえそうですが)

 

英語の文は、どんなに長~くなっても、基本、必ずこのどれかの形になっています。

(少なくともテストに出るような文章は絶対!)

なので、英語を使う時には、この中のどの形の文が当てはまるのか、常に頭の片隅で考えながら使っています。

 

 This is a book that I bought yesterday.

の赤字の部分ですが

I bought yesterday(私は昨日買いました)だけだと

「何をやねん!」

とツッコミたくなりますよね。

 

これはあるはずの目的語がないのでポッカリ穴が空いたような気がしてツッコミたくなるんです。

 

本来は

I bought a book yesterday.

 

SVO の文だって事です。

 

※詳しい説明終わり※

まとめ

that節の文と関係代名詞のthatの文の見分け方は

that 以下(thatは含まない)が完全な文になっているかどうか!

 

超シンプル。いぇ~い。