English+Japanese

英語と日本語のこと。about English and Japanese and more...

英語の発音強化に目覚めた話

私は常々、通じる英語を目指すには「カタカナまんまの英語じゃダメだけど、1つ1つの言葉の発音にそんなにこだわる必要はなく、流れが英語っぽくなっていれば良い」という風に思っています。それは、自分自身の英語が、ネイティブのような上質なものではないという自覚があるけど、話した時に、相手にイチイチ聞き返されることもなく、普通にやり取りするのに苦労しない、からです。

 

発音にこだわって練習することに時間を費やすより、知っている単語や表現を増やした方が役に立つ、と言う風に思ってきたわけですが、つい数日前に、自分の発音強化への闘志に火がついちゃったんですよね。今まで、自分の発音にあまり疑問をもったことがなかったのに、どうしてこんな事になったのか、今日は書いていこうと思います。

 

先日、ガイド研修に参加したことを書きましたが、その時、京都のあちこち有名どころを回ったんですよね。そこで、英語のパンフレットやらをもらったり買ったりしたので、帰宅後、よーし、読み込んでみよう!となったわけです。でも、パンフレットとかの字は小さいし、すぐ目が痛くなっちゃうからじっくり長時間読めないんですよ。でも、出てくる表現や言い回しが結構独特なので、何回も読み返したいんだよな~と頭を悩ませておりました。

 

あ!パンフレットを音読して録音しておけば、あとで何回も耳で聞けるじゃん!音読は勉強の一環にもなるし一石二鳥じゃん!!と、いそいそとボイスメモに録音を始めたんです。で、後から聞き返して唖然としたんです。

は?

私の英語、すんごい聞きにくいんですけど???

 

いやあ。衝撃でした(笑)。

 

いままで、自分の英語の音声を録音したことが無かったわけではないのですが、あんまりややこしい文を読んで録音したことって無かったんですよね。日常会話程度の文だったり、何となく馴染みのある内容の文だったり、だったので、あまり自分の英語の「発音頼り」で聞く必要の無いものばかりだったというか。なんとなく、英語っぽく話してれば「ああ、こう言ったのね」と推測できるような内容の自分の英語の音声を聞いたことがあった、ということです。

 

それが、今回は「二条城の歴史」とか「明治維新」とか、ちょっと普段あまり英文ではお目にかからないような文章を耳で聞くという状況になるわけで、それはもう「読み手の発音頼り」で聞くしかなくなるわけです。もうね。そうしたら

私の英語じゃ全然何言ってんだか分かんないんだわ!!!

 

1つは、つっかえながら、たどたどしく読んでるから。内容をしっかり把握して、どこで切ってどこを強調して読むかがちゃんと出来てないからってこと。これは、いつも私が英語を読むうえで大切にしている事なのに、それすらちゃんと出来ていないのか…と悲しかったです。まあ、内容が難しいので、仕方ないか…と気を取り直し、これは何度かしっかり練習したら、だいぶマシになってきました。(何回読んだかなぁ?通しで4分くらいかかる文章を1日平均30-40回くらい読み上げてる感じ。)

 

で、もう一つは、ズバリ一つ一つの言葉の発音が非常に聞きにくい、という致命的な問題だったんですよね。口(舌)がきちんと動いていない為に発生する無駄な強弱がついちゃっていたり、読みにくい所が遅くなったり、サラサラ喋れてるけど流れ過ぎちゃって他の単語との聞き間違えを引き起こしたり、とにかく聞き辛いのだ。

 

私の話し方自体が、ものすごいモフモフしている事にも気が付きました。これは日本語を喋っている時もきっとそうなんでしょうね。(自分ではあんまり分からないけど)。そして声が低い(笑)。英語の音源を聞く時に「オッサン、何言ってんだか分かんないんだよぅ!!」と私がいつもクレームをつけたくなるようなオーストラリアのおっさんの声質に近い…ガーン。

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オーストラリアのおっさんの英語は嫌だーーー!!!

発音強化の闘志に火が付くのも当然といえよう!

 

しかし、これは、改善するまでに結構時間がかかるだろうなぁ……と覚悟している。一つ一つの単語の正しい音を把握しなおして、舌の動きを確認しなおして、正しく動くようにトレーニングして、一体どれくらい改善するものなのかも分からない。でも、自分の中に「こういう英語を話したい」という音の見本のようなものが入っているので、その点は路頭に迷うってことは無いと思う。

地道に頑張ろう!

 

①パンフレットを毎日読んで録音して自分で聞いて、ちょっとでも聞きやすくなったかチェック。聞きにくい所はどこなのかチェック。

②早口言葉も練習。

③こんな英語が喋りたいという見本をシャドウィング。内容を覚えるくらいまでいったら録音。

 

まずはこの3ステップを頑張るぞ~!

 

オマケとして早口言葉集と「こんな英語喋りたい」のシャドウィング用の動画貼っときます。発音強化頑張りたい人、一緒に頑張ろう~。

●早口言葉集

① She sells sea shells by the sea shore. (彼女は海岸で貝がらを売っている。)
② How much wood would a woodchuck chuck if a woodchuck could chuck wood?(ウッドチャックが木を投げられるとしたら、何本の木を投げるだろう)
③ I can think of six thin things, but I can think of six thick things too.(私は6つ薄いものが思いつくけれど、厚いものも6つ思いつく。)
④ Betty Botter bought some butter. But she said this butter’s bitter(ベティボターさんはバターを買いました。でも彼女はこのバターは苦いと言いました。)
⑤ He threw three free throws.(彼は3つのフリースローを投げた。)
⑥ Peter Piper picked a peck of pickled peppers.(ピーター・パイパーは9リッターほどの唐辛子の漬物を拾った。)
⑦ A big black bug bit a big black bear.(大きな黒いカブトムシが大きな黒い熊を咬みました。)
⑧ Vincent vowed vengeance very vehemently.(ヴィンセントはとても激しく復讐を誓った。)

⑨ You know New York, you need New York, you know you need unique New York.(君はニューヨークを知っている、君にはニューヨークが必要だ、君は自分が唯一のニューヨークを必要としていることを知っている。)
⑩ Can you can a can as a canner can can a can?(君は缶詰業者が缶を缶詰にするのと同じように、缶を缶詰にできるのかい?)

English Speaking Club Osaka & TokyoさまHPより

 

●こんな英語を喋りたい

www.ted.com

 シャドウィングしながら毎回泣いちゃう。とても良い動画です。