English+Japanese

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英作文を作り上げる過程はこんな風①

つい最近「仮定法なんて使わないわ!」という旦那の一言から、仮定法を使ってのオリジナル例文を作ろう!という企画をしたのですが、その時に「仮定法的な文は出てくるんだけど英語に出来ないからヨーコさん作ってみてくれませんか?」とコメント下さった方がいました。私の投稿を読んで「この状況は仮定法だよな~。」とわざわざ考えてコメント下さって嬉しかったです!

 

ということで、その方の仮定法、英語にしてみます^^!

どんな手順で英語にしていくのか、今回は一つずつ見ていきたいと思います。

 

お題で頂いたものは、なかなかややこしそう。これは「英語にしてみようかな」という気持ちを挫くのに十分な面倒くさい作業を含むかも笑、と納得しました。

こちらの二文です。

①「手に入ったスルメイカ、もうちょっと大きければイカチリにしたんだけど。」

②「今、鳴いているのがカラスではなく、もっと声の美しい鳥なら、清々しい朝なのになあ。」

 

うん。めんど。笑

 

めげずに、まず最初の文いってみましょう!

①「手に入ったスルメイカ、もうちょっと大きければ、イカチリにしたんだけど。」

 

【面倒くさいポイント】

●スルメイカ、イカチリの言い方が分からない

●そして、数えられる名詞なのか、数えられない名詞なのか分からない

 

やはり、英作文を作る時は名詞がネックなんだー!

 

スルメイカは、辞書やネット情報によると  Japanese common squid と出てくる事が多かったです。このまま使っても良いと思いますが、長い…。そして多分、この例文ではイカの種類はあまり関係ないかも…。と思うんで、ここは思い切って squid にしてしまうのも手です。

 

じゃあ、スルメイカは squid ってする事にして、squid は数えられる名詞なの?数えられない名詞なの?を調べます。「数えられるに決まってるだろー!」と日本人的には思いますが、そうは問屋はおろさないのです。英語の摩訶不思議な名詞の世界。数えられるけど単数も複数も同じ形でーす。とかもあります。そしてイカはこの仲間に入るんですよね。

 

辞書には こんな感じで載ってますね。

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ここの

名(複 ~, ~s)

ってとこが肝心です。

~ →複数形を単数形のまま使う(単複同形)

~s →複数形は単数形にsをつけて使う

という意味です。

 

で!どっちやねん!

 

と思った方、お気持ち分かります。なんで、両方書いてんだよ。ですよね。

こういう表記の場合、大抵の場合は単複同形で使って、種類が色々ある事を強調したい時はsをつけて複数形にしてね。という風に考えればだいたい大丈夫です。

 

余談

なんでsquidがそんな扱い(単複同形)の名詞なのか。

ワーっと集まっているモノたちをまとめて「集合的にとらえる」という事が英語ではおこります。例えば、海の中で「 魚 fish  / エビ shrimp  / イカ squid」などは、ワーって群れているイメージですよね。もちろん群れてないやつもいますけど、同じ場所に湧いているというか、漁師さんが一箇所でドバーっととれるというか。そういうものを、まとめて一つの集まりみたいに扱ってるんじゃないかなと思います。わざわざfishesってしなくてもいっか!って

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例)The lake is well stocked with fish

その湖にはたくさんの魚が放流されている

We nettled three fish in under an hour.

1時間未満で3びきの魚を網で捕らえた

 

単複同形ってだけなので、もちろん1匹の時は a fish です。

I see a fish in a tank.

水槽の中に魚が1匹見えます

 

こんな風に使います。

 余談終わり

 

とにかく、squid はここでは単複同形のルールに従って squid のままで使おう。

スルメイカについてはここで解決。

(スルメイカを何杯手に入れたか聞いてないんですけど、複数手にいれたものとして文を作ろうとしています。)

 

●「手に入れたスルメイカ=私が手にいれたスルメイカ」は関係代名詞を使えば言えそうですね。手に入れて今手元にあるのでしょうから、現在完了形も使いましょう。

The squid (that) I have got 

●「もう少し大きい」は比較を使って

a little bigger

 

そして、仮定法のルールを当てはめて書けばこれで前半部分はオッケーかな?

手に入った(私が手にいれた)スルメイカ、もうちょっと大きければ

→ If the squid I have got were a little bigger, 

 

はい。もうここまでで疲れたね。

でも、めげずに後半いってみよう(^O^)!

 

後半は、「イカチリ」問題です。

 

エビチリは何て言うんでしょうね?

辞書にはこんな感じで書いてありました。

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shrimp in chili sauce か。ま、そうだね。

大体、料理の名前を英語にする時は、説明っぽくなりますよね。たまたま英語でよく使われる呼び方があれば楽なんですけど(例)餃子=gyoza / Chinese dumpling)

 

※全然関係ないけど「お好み焼き」の英語が面白い

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'as-you-like-it 'pancake 「あなたのお好きなように」パンケーキ

斬新!(^O^)

これで、お好み焼きのコンセプトが伝われば言いんですけど、もし

'What?!!'

とか言われたら、長々と説明しないといけなくなるんですよね。

'Okonomiyaki' is a Japanese-style pancake containing the customer's favorite vegetables and other ingredients, fried on a hot plate and served with spicy sauces.

(お好み焼きは、食べる人の好きな野菜とか他の材料を入れて、熱いプレートの上で焼かれて、スパイシーなソースとかと一緒に出される日本風のパンケーキです)

ここまで言えば分かるだろぅ!

 

本題に戻りまして

イカチリは  squid in chilli sauce で良いかな?

こういう固有名詞的なものは、まあ、英作文ではそんなに重要視しないかなーと思います。'   'で囲うか、斜体とかにすれば良いかなーと思います。

'squid in chilli sauce'

squid in chilli sauce

 

これでイカチリ問題は解決でしょうかね。

 

では英作文です。 

「イカチリにしたんだけど」

この部分を正確に言うと

「私はそのイカを使ってイカチリを作ることが出来たのにな~」

ですよね。

●料理する(火を入れて料理する)= cook 

※加熱しない料理は dess / fix / make など

●そのイカを使って=with the squid=the squid を何回もいうのが嫌なので代名詞にして with them

 

イカチリにしたんだけど

→ I could cook 'squid in chilli sauce' wih them

 

他にも表現の仕方はあるとは思いますが

これで一応完成ですね!

 

手に入った(私が手にいれた)スルメイカがもうちょっと大きければ、私はそのイカでイカチリを作ることが出来たのにな~

→ If the squid I have got were a little bigger,  I could cook 'squid in chilli sauce' wih them.

仮定法過去ですね。

今手元にあるイカが小さくて、イカチリにできないよーという状況ですね。

主婦にはよくある状況!

やっぱり、こんな風に日常生活でもバンバン使えます!仮定法。

 

長くなりましたので、②の例文は次回!

次回までに、皆さんも、どうやって言おうかな~!と考えてみてくださいね。

もし思いついたらぜひコメント欄へ!^^

②「今、鳴いているのがカラスではなく、もっと声の美しい鳥なら、清々しい朝なのになあ。」

【ポイント】

●「鳴く」の表現

●文の構成(意訳して訳すと良いかも)