English+Japanese

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ガイド研修に初参加して思った事

先日、通訳案内士としてのガイド新人研修に初参加して参りました。京都のゴールデンコース(伏見稲荷、清水寺、二条城、金閣寺、龍安寺(南から北までブッタ切りコース!))を9時ー16時で回る感じの強行スケジュールで、楽しみでありながらも「途中で疲れすぎて倒れるのでは…?」という不安を抱えながらの参加でした。

 

今回の研修、先に全体の感想を言っちゃうと「残念…」な事の方が多くて至極残念な研修だったのですが、どんな風に残念だったか、そしてその残念な結果からこれからどうしようと思ったか?を今日は書いていこうと思います。

 

残念だったこと1

当日の体調が悪かった。はぁ。前日から目が痛くて「これはヤバイ…」と思い、その日は目を使わないようにし、夜も9時から布団に入ってしっかり寝たのですが、起きた瞬間から頭痛。うぅぅぅ。強行スケジュールに参加するのに体調悪いってもう出だしから辛すぎる。普段なら痛み止めは飲まずに過ごせる程度の頭痛でしたが、今日は途中で具合が悪くなってはいかん!と思い痛み止めを服用して参加。本当に、頻繁にこういう事が起こるからイヤになっちゃうよねぇ。

 

残念だったこと2

プロのガイドの方が講師として説明をしながら回ってくれるという研修だったのですが、初っ端から「今日は日本語で説明していきま~す」と、全行程、本当にほぼほぼ日本語で研修を行った事には非常にガッカリしました。

英語の通訳案内士の研修なのに日本語で説明を聞いて一体何の意味が………?

一日中この思いがグルグルと頭をめぐり、終盤ではかなりストレスフルな気持ちになりました。ここに参加している方々は、通訳案内士の試験に合格した方だけだったはず…。英語で説明してもらえれば分かるんですけど?????それとも、みんなぺーぺーだから英語だと分かんないでしょう?というのがこの業界のスタンダードなんでしょうか。プロのガイドの方々がどんな風な英語を使って説明しているのかを肌で感じられる研修だと思っていた私にとっては研修に参加した意味がほぼ無かったと言っても良い位です。はぁ。

でも、ガイドの仕事をする時のオペレーション上の注意や、あるある話、などを聞けたのはとても良かったです!研修の主目的はこちらだったのかもしれませんね。私みたいな英語オタクが期待しているものは一般的な人々が求めるものとは違ってた、ってだけなのかもしれませんね。

それにしても、1日中ほぼ英語を聞けなかった、喋れなかったのは私的には本当につまらなかった~。参加している間中、オールイングリッシュでいるぐらいの気持ちで参加していたのでね。全員、ずっと日本語で喋ってるって………一体全体…。と、とにかく落胆と言うか驚き…でした。

 

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残念だったこと3

体力的に多分無理と悟ったこと(笑)。今回のコースはかなり強行で、普段は4か所くらい(しかも北なら北エリアだけ)を回るのがスタンダードとのことですが、お客さんに合わせて(自分のペースではなく)あちこち喋りながら歩き回れるのだろうか?と単純に心配になりました。それに、「病気にはならないでください。代わりはいませんから。」というような事が当たり前のように言い渡される業界では私はきっとやっていけないねぇと思いました。プロなんだから体調管理をちゃんとするのは当然だと言いたいのでしょうが、そうはいっても病気になる時はなりますし、具合の悪い時は私は休みたいです。そんなこと言ってると仕事こないよ!という業界なんだという事だと思います。そういう所では私は働けません。

 

これからの事

残念ながら「この業界で働きたい!」という気持ちは全く芽生えませんでしたが、お寺や神社、城はやっぱり大好き!と実感しました(二条城、最高だったよ!!)。そして外国の方と交流したい気持ちはある!だから多分ボランティアでやればいいんだよね~。と思いました。「今の私のガイド気に入ってくれたらチップ頂戴~。いくらでもいいよ~。」ぐらいで全然良い。むしろその方が私向きだ、と。

でも、「プロの方々がどんな風にお仕事をしているのか」はもっと詳しく知りたい気持ちがあるのでガイドの会にはしばらく所属して研修やら勉強会やらには参加しようと思っています。もしかしたら、そういう仕事なら出来るかも?というものに出会うかもしれないし^^。残念な事の方が多い研修だったけど、参加したからこそ見えた事があるので、やっぱり参加して良かった!!ことには変わりないなと思います。新しい事を始めてみるって、やっぱり良いよね!いくつになってもね!(体力が無くてもね!!)