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警察が家にやってきた

ピンポ~ン

 

私「はい」

インターフォン「警察です」

私「は?」

 

警察が家にやってきた。

 

サンタが家にやってくるよりビックリした。と思う。ビックリするというよりギョッとした。と言うべきか。有難い事に、毎日普通に暮らせているおかげで、警察の人にお世話になったり、警察の方に捜査の協力を要請されたり、なんて事はなく、免許の更新以外で警察の人と喋った事はないのですから。警察が家にやってきたら「なにごとだ!」となるわけです。

 

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しかし、まてよ。

 

君は本当に警察なのか。

 

警察ですって。

言われたって信じて良いものなのか。

 

頭をよぎる詐欺の被害。

 

私(インターフォン)「はぁ…。何のご用件でしょうか…。」

 

本物の警察であれば、この対応自体がもう失礼に当たるのかもしれんのだが、ドアを開けたくない私。

 

警察(仮)「最近増えています詐欺の注意喚起の為に、一軒一軒回っています。」

 

私「!」

 

(すでに、あなたの事を詐欺と疑っておりますが、ドアを開けた方が良いんでしょうか?)とはさすがに聞くわけにもいかず、うわーどうしよう、と頭をフル回転させて(るつもりで)色々考えているうちに、かなり長い間、沈黙してしまっていた。

ハッ!

今更インターフォン越しに話をするタイミングを逸してしまった!

 

トボトボと玄関まで歩いていく私。

ドアの覗き穴から見ると、警察の格好をした人が立っている。見事に警察っぽい。

けど、そんなの今どき買えるじゃん?

ますます?信用できなくなる私。

でもなぁ…。でもなぁ…。

開けないでいてまたピンポーンピンポーン!!されてもなぁ…。

私が中に居る事はバレてるわけだし…。

何も情報を渡さなければ大丈夫か…?

 

と決死の覚悟でドアを開ける。

 

警察(仮)「警察です。」

 

まずは第一声「警察です」からの警察手帳ババーン の一連の行為を始めて体験しました。しかし、あんな短時間に、パッと開いてパタンと閉じられたら、何が書いてあったのかも分からんし、手帳が本物かどうかの区別なんてつかん!てか、本物見た事ないんだからそもそもジックリ見ても区別はつかん!

 

本物っぽさが増しているが、それがかえって怪しい、とも言える←

警察(仮)「今、こういった詐欺が流行っておりまして注意喚起に回っております」

とチラシをくれる。

私「はい…。有難うございます…。」

 

うん。チラシをもらうくらい、どうってことないさ。

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てか、ほら、ここに「警察」を名乗るものに気をつけろって書いてあるじゃん!!

 

 

警察(仮)「で、皆さんにこういうカードを記入していただいているのですが、書いた事ございますか?」

 

住所や、氏名、電話番号、家族構成、などなど個人情報をオンパレードで記入しなくてはならないカードを見せられる。

 

(うわぁぁぁっ!!!)

 

どうする。どうしたらいい。どうするヨーコ。

心の中で、だれにも相談できぬまま、ただただ「どうする!」がグルグル回る。

 

警察(仮)「非常時のために記入していただいてるものなのですが……。」

 

うん。私の不信感は警察(仮)に、伝わっている(笑)。

 

こういう情報を警察が把握しておく必要性は分かる。

いわゆる巡回連絡カードだったのだと思います。

巡回連絡カード

巡回連絡の際に、巡回連絡カードと呼ばれる個人情報票を作成している。多くの警察署ではこれを「地理案内や迷子の連絡、事件・事故の発生時における緊急連絡先への連絡など、住民へのサービス活動に役立てるもの」と説明している[1]。例えば大阪府警では例を挙げ、緊急時や万が一の時に「留守宅に空き巣に入られた」「自宅が火事になった」「身内が何らかの事故や犯罪に巻き込まれた」などの場合に緊急に家族など関係者への連絡のために使用するもので、それ以外の目的で使用せず鍵のかかるキャビネットで厳重に保管しているとしている

これには以下の情報が記入されている。

 

でも

あなたは本物の警察なのですか? 

という疑いがどうしても拭いきれないのだよ…。

 

私「えーっと…、このカードをお預かりして後でこちらから交番に届けに行っても良いですか?」

警察(仮)「すみません…。防犯の目的から、このカードをお渡ししてはいけないことになっておりまして、私が直接受け取る事になっています…。」

 

うん。そりゃそうだ!ホイホイこんなカードを渡して歩いてたらダメだ!

うんうん。その理由はもっともだ。

 

でも

でも

やっぱり

あなたは本物の警察なのですか? 

なんの確証ももてねぇのですが……。

を醸し出す沈黙。

 

不信感丸出しの私に、完全に警察(仮)は苦笑いしておりました。

 

結局、どこの交番の方か聞いて、「自分で書きに伺います」と伝えてお別れしました。本当の警察の方だったら、本当にごめんなさいね…。

 

でも「警察(仮)」に気をつけろ、と言ってるのは警察だからさ!

 

後日、同じマンションのママ友に「警察きたよね?」と聞いたら、「来てない」という。昼間は働いてて家に居ないからかもしれないのですが、ますます、あの人は本物の警察だったのだろうか……と謎は深まるばかり。

 

近日中に交番にカードを書きに行って確認するか…。

でも、今どき、みんな、こういうカード書いて警察に届けてるものなのか…。

あぁぁぁ。

悩むぅ。

 

というか、本当に警察の方がこうやって近所を回って下さっていて、あちこちで「不信」の目で見られているのかと思うと、それはそれで非常に申し訳ない気持ちになります。いざという時には助けてもらうのだから、敬意を払いたい気持ちは、皆あるとは思うのですが…。

 

なかなかあれこれ信用できない世の中で、警察の方も大変だなぁ。。。

 

とはいえ、次に来ても、また同じ対応になると思うのですが。

そこは、どうか許してください!