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最初から最後までカッコイイ:ウィリアムテル序曲

今年は、甲子園にどハマリしていたのですが、試合中に演奏される吹奏楽の演奏も、毎回楽しみにしておりました。中でも楽しみだったのが「ウィリアムテル序曲」でした。めちゃめちゃ難しそうな曲を、あんな屋外のワサワサしたとこで、バッチリ演奏しちゃうっていうね!!すごい高校生たちがいるものです!!!

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コンサートではこんな感じになるようです。

それにしても、人数が多い!よく合うよな~。

(トランペットだけで30人くらいいるw)

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こちらの曲、運動会でもよく使われますが、ホント、始まった途端駆け出したくなるような曲ですよね~!一気に血を沸き立たせるような楽曲、すごい~~~♫

 

この、とても有名な箇所は「ウィリアムテル序曲」の4つに分かれているパートの最後の「スイス軍の行進」と呼ばれている部分です。「ウィリアムテル序曲」と検索して、聴き始めると「これ、違うじゃん!」というメロディーが流れてきますが、最後の方まで聴いてもらえると、この血湧き肉躍るメロディーが流れてきますのでご安心を(^O^)

 

最後の部分だけ聴きたい!という時もありますが(笑)「ウィリアムテル序曲」は、この「スイス軍の行進」だけでなく、最初から最後まで聴きどころ満載!ですので、今日は最初からご紹介したいと思います。

 

「夜明け」

チェロ5人での独奏。

カッコエェェェェェ!!!!!

チェロの、キュイーーーンとエレキギターのように切なく力強く歌い上げる感じな。最高。これを「ちょっと弾いてみてよ」って言われたことあるけど、弾けるわけねぇです!実際、アマオケで「ウィリアムテル序曲」が選曲にあがってもチェロパートによる猛反対によりボツになるというのはよく聞く話です。吹奏楽だとサックスかファゴットが担当するのかな?担当するパートの重圧たるや(笑)。だってパートに一人くらいはスーパー上手い人がいる可能性はあるけど、5人ちゃんと弾ける人がいる事ってアマオケでは稀ですもんねぇ。

 

「嵐」

3分10秒あたりから

タイトル通り、嵐が巻き起こります。

金管~~~♡トロンボーン♡

トロンボーンは「神様の怒り」って感じの音を出しますよね。威厳があるというか、ただ力強いだけじゃなくて荘厳!「ごめんなさい」とひれ伏したくなる。ここでは、金管が神で、木管や弦楽器が嵐に右往左往する人間たちという感じですかね。この構図よくありますよね。(私の勝手な妄想か?)

 

「静寂」

5分55秒あたりから

 嵐からうって変わって、コーラングレ(オーボエの低い音みたいな楽器)とフルートの語り合いのような美しいメロディー。このメロディーも有名。コーラングレの音が結構「のんびり系」なので、ほのぼのします。ここは、コーラングレが男、フルートが女、という構図での愛の語らいでしょうね。男性のフルート吹きさんも、ここは乙女な音を出す気持ちで吹いているのかなぁ。

 

「スイス軍の行進」

8分40秒あたりから

まだ二人の愛の語らいが終わりきってないんちゃうか?の場面で、めっちゃ突然トランペットで始まるので、ボーっと聴いてると「わーっ!ビックリしたー!!」とかなる。出だしからファンファーレみたいなので金管が上手くないとカッコ悪い。逆に上手いと「うぇーーい!」ってなる。その後で弦楽器がギャロップ調で跳ねながら曲が進んでいくんだけど、下にリンクしてるベルリンフィルの動画では、ものすごい弓の先っぽで飛ばしてるんだよね。あんな先っぽでよく飛ばせるわー!!

とにかく駆け出したくなる楽曲。運動会で使われるのも頷ける。たまに、遅いテンポで演奏されてる「スイス軍の行進」があるけど、一体何のつもりやねん?と思う(笑)。演奏がバラッバラになってもいいから速いテンポで弾いてほしい一曲!←

 

ウィリアムテルの逸話としては、子供の頭の上にリンゴを置いて、そのリンゴを矢で射貫く、というものが有名ですよね。この逸話のせいか、プロオケでも「ウィリアムテル序曲を演奏すると誰かが怪我をする、とか、オケに悪い事が起こる」などという噂がまことしやかに流れているとか(^o^)。そんな噂に負けずに(?)ぜひプロオケの皆さんにはジャンジャン演奏してほしいです!カッコイイからね~~!

 

では、どうぞ♪

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