English+Japanese

英語と日本語のこと。about English and Japanese and more...

夢をかなえるゾウ4 出会えて良かった本

こんにちはヨーコです。突然ですが質問です。

皆さん、人生のドン底に落ちたことってありますか?

 

人生のドン底といっても、その「底」の程度は人それぞれで「Yes or No」で答えられる質問ではないかもしれませんけど(笑)。

 

私が「夢をかなえるゾウ4」を知ったのは、半年ほど前でしょうか。ツイッターで「これは最高傑作だ!」という声を聞いて、1も2も3も読んでないけど、このゾウの話(?)は、テレビで見て知っていたし、ゲラゲラ笑って見ていた記憶があったので、4だけ買ってみるか、と買ったのでした。

 

だけど、手元に届いたころ、私は「人生のドン底」に突き落とされてたんですよね。買う時は、人生のドン底ってことにはならないだろう、って思ってたのですが、手元に届いた時には、私にとって、私は「ドン底」な状態にあった。

 

ドン底だな、と思いながら生きている時、本を読む元気は、まあ、ない。

特に「夢をかなえる」なんて、もうもはやどうでも良いというか、叶えられる人は叶えたらええわ、というヤケッパチな感情を引き起こすだけで、なんのプラスにもならない。ということで、この本は手元に届いてから、1ページも開かれることなく、本棚の奥の方に追いやられました。

 

ドン底だな…

という状態は、何かをキッカケに急回復する場合もあるかもしれないけれど、私の場合は、そういう可能性は限りなくゼロに近く、床上2ミリくらいを低空飛行する日々が続きました。2020年の最後のブログ記事が「くそくらえ2020」ってなるくらい、辛い日々だったんですよね。

 

今も、特に這い上がった状態ではありません。

ただ、慣れた。

この状態に、徐々に慣れてきた。

そんな頃、ふと目に入ったのがこの本。

まあ、暇つぶしにザーっと読んで、はーい、って感じだったら売ろう。

と思って本を開きました。

 

まずは、主人公が登場するわけですが、これが「家庭を大切にする若めのサラリーマン」でして、あーこりゃ、私の対極にいるような人ですね、感情移入とかは出来ないだろうなぁとなって期待薄の状態で読み始めました。

 

がしかし、普通にすぐに「わはは」ってなって、為になることなんかが書いてあって、結構いいじゃん、となりました。スゴイですね。作者の力量、というか熱量を感じます。「この本は全人類に向けて書いている」という気合いといっても良いかもしれません。

 

一つずつ、ガネーシャの教え、が授けられていくわけですが、ドン底にいて、そういう使いまわされたような「教え」自体に背を向けているような私にも、なるほどね…、と思わせるものばかりでした。

 

ちょうど手に取った時期がガネーシャの教えが心に響くタイミングだった、という気もします。だって、本当に本当にドン底初心者の時に読んだら、やっぱり「くそくらえ」って思ったかもしれないから。

 

こういう風に出会える本ってあるんですね。

私の心がある程度整うまで、じーっと待ってて、「オイ!今読んでみ!」ってアピールしてきてたのかもしれません。だって、急に「読んでみっか」って思ったわけですから。本を開く前からガネーシャに見守られてたのかしら!?↼

 

最後の章で語られたことは、特に私の心に深く深く刻まれました。

読み終わって、本棚に戻す時

「また、困った時には助けてな。」

と心の中でガネーシャにお願いしておいたくらい。

 

すぐに売ろうと思いながら汚さないよう読み進めてたことはガネーシャには内緒や。(笑)

 

この本は、これから、何度引っ越ししてもずっとお守りのように持っておきます。

いつかまた助けてくれる気がするから。

 

もし、今、大切にしていたものを奪われてしまって、何もかもがこの先上手くいかない気がしていて、不安と恐怖でいっぱいな人がいたら、ちょっとそのまま、猛烈な嵐が吹きおさまるのを頭を下げて何とか生き延びて、少し「そんな自分の境遇に慣れた」頃に、この本を読んでみて下さい。

 

まず笑わせてもらえます。

そしてきっと何か感じるものがあると思います。

 

ドン底なんて知らん、って人にももちろんオススメ(笑)

 めっちゃ面白いです。

夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神

夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神

  • 作者:水野敬也
  • 発売日: 2020/07/09
  • メディア: Kindle版