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【共通テスト初年度】公立大学志望だった娘の受験がかなり省エネですんだ話

こんにちは。ヨーコです。

娘が、無事、第一志望の公立大学に合格しました\(^o^)/

いやあ、長い道のりでした…

と思いきや、振り返ってみると、かなり省エネな受験だったんじゃないか…?と思いましたので、今日はその件について書いてみようと思います。

 

公立大学が第一志望、とはいえ、一応私立は受けます。そして、共通テストの為に、「私立一本」の人よりは、多めの教科を勉強する必要があったわけですが、割と省エネで済んだのはなぜか?

私は英語のテストしか見ていませんので、まず主に英語の視点で考えてみました。

①英検2級をもっていた

②共通テストのリーディングが読解だけになった(語彙、文法問題がなくなった)。

③娘の志望大学はリーディングの配点がリスニングよりだいぶ高かった(リーディング:リスニング=4:1)。

 

この3つがデカかったと思います。

 

そして全体的な流れから考えると

①私立を1校(1回)しか受けなかった

②志望の公立大学の二次試験が小論と面接だけだった

 

だと思います。

  

英検2級で「みなし得点」ゲット

英検2級をもっていると、「みなし得点」がもらえる大学があります。娘の受けた大学は「英検2級で8割保証」でした。しかも、高校が私立で、そこの系列の大学を選んだので「10%上乗せ」というシステムもありました。ので、娘の私立の英語は、試験を受ける前から「88%が保証されていた」わけです。

 

うちの娘は、普通に模擬テストを受けて、英語で88%なんて、そうそう(いや全く)出ませんでした。なんなら、いつも50%くらいの点しか取ってなかった。なので、このシステムは有難かったです。なぜなら、英語の私立対策を一切しないという選択肢を与えてくれたからです。

 

私立大学の英語の問題の対策には、読解以外も含まれます。和訳の練習の他、文法、語法の細かい決まりを覚えていくという作業があるのです。これが、とても大変!時間がここで割かれてしまうと、共通テストのための、大量の読解問題を解く!という練習の時間が減ってしまいます。特に、成績がイマイチの子ほど、どれも中途半端になって地獄を見る羽目になります。

 

この、私立対策の英語をスルーできたのは、英検のおかげです。英語の成績がたいして良くなくても、高校生の英語の授業を受けていれば、2級は頑張れば手が届きます。それに英検を受けるチャンスはSCBTを使えば年に6回もあるのです。↓

www.eiken.or.jp

 

英検の値上げが痛いですが………

とっておいて損はないと思います。

 

共通テストのリーディングが読解だけ

共通テストから、発音、語法、文法を問う問題がなくなりました。ひたすら読解!次から次へ読解!の問題を解きます。量は多いです。これには、これ用の訓練が必要だなぁと教えていて実感しました。娘は最終的に、共通テストの英語(リーディング)で77点をゲットしたわけですが、高3夏(30点弱)からの追い上げは、さすがに必死で頑張りました。今回の大学受験のメインイベントはここだった、と思います。

ブログにも以前書きましたが、ここは根性出して頑張った所です。

www.funkeys-english-music.com

 

ブログを読んでもらえると分かりますが、強化ポイントは「語彙」と「構文」この2つだけでした。そして、とにかく全ての模試をやり直し、量とテストの特徴に慣れること。どの問題が点が取りやすくて、どこが取りにくいか、捨てる問題はどれか、など「共通テストの英語」に慣れる事に全力を注いでいます。それもこれも、私立対策をしないで良かったおかげであります。

 

リスニングの配点が低かった

そして、娘の志望大学はリスニングの配点がとても低かったのも省エネですんだ要因です。リーディング:リスニング=4:1でした。なので、リスニングの勉強は学校でやった授業と模試くらいでしょうか。とにかく共通テストのリーディングを頑張れば良い!という状況が整っておりました。
これは大学によって違いますので、どのように配点されるのか、必ずチェックしてくださいね。

 

私立の受験は1回だけ

私立は、1校(1回)滑り止めに受けただけでした。娘は、入りたい学科が決まっていた上に、行きたいのはココ!と狙い撃ちしていた公立大学がありましたので、私立は別にその学科が学べるのであればどこでも良い、という考えでした。入りやすい系列の大学に、ほとんど勉強せずに合格した感じです。私もそれで良いと思っていました。もちろん、大学のランクによって就職の第一歩から違ってくるという現実はあると思いますが、むやみに、あちこち受けると、その「スケジュール管理」や「実際に行って受けるというしんどさ」がもれなくついてきます。いずれの面でも精神、体力を削られるという現実があるわけで、そこで体力使うくらいなら、第一志望への受験に使った方が良い!と思ったわけです。

 

先生には、「もうちょっと高いとこ受けたら?」「本当に1校で良いの?」と聞かれたようですが、娘はそういう時にキッパリと「大丈夫です」と言えるタイプなので、結局1回受けただけで私立終了。とにかく、余った時間の全てを共通テストへ注ぎ込んだわけです。因みに、ある一定期間、1日おきくらいに受験だった、という子も沢山周りにおりました。

し、し、しんどそう…。

そして一体入試だけにいくらお金を使ったんだろう…。

 

二次試験が小論と面接だけ

共通テストだけに力を注いだ娘は、なんと当日のテストで火事場のクソ力を出し?、志望校のA判定を出すことが出来ました。(今までE判定しか模試では見たことなかった。)

そして、そこからは、ひたすら小論と面接の練習。もう教科の勉強がないので、この期間は、かなり楽そうに見えました(笑)。二次試験の配点からいっても、共通テストでA判定が出ていれば、恐らく受かるっしょ。という気持ちでリラックスしていたようです。(基本、物事に動じない子ですしねぇ)

小論添削と面接の練習を学校の先生にしてもらいに、たまに学校に行く、くらいで体力の消耗も全く無し。二次試験当日、元気いっぱい試験会場に乗り込んだのでした。

 

まとめ

最終的に、高1の頃から「ここで勉強したい!」と狙っていた大学に入る事が出来たわけですが、高3の夏までは、その大学にとてもとても入れるレベルにいない、のが現実でした。模試はいつもE判定でしたし。でも、切る所は切る、やる所はやる、という取捨選択が功を奏して、無事に、しかも割と省エネで合格できたのだと思います。

受験生一人一人の作戦があるとは思いますが、こういうやり方もあるんだなぁという参考にして頂ければと思います。

 

オマケ

高3の夏にリーディング28点だった英語を、当日77点に引き上げるのは、とても大変でした!特に「どうやって勉強すればよいか分からない」→「日々の習慣としてかなりの量をこなせる」ようになるには個別指導として相当の時間を割きました。(ほぼ毎日2時間弱)。私が自分でやったので費用はかかりませんでしたが、これをもし「個別指導の先生にお願いしていたら?」と思うとゾッとします。短期間で一体いくらのお金が飛んでいった事でしょう…。それに、そんなに、その子にだけにギッチリ時間を取れる先生なんて、受験最盛期にそうそう見つかりません。

 

そうならない為にも、準備は早めに!をおススメします(←当たり前すぎるアドバイス)

 

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